こんにちは、東京・板橋の害虫駆除業者アイリスです。
害虫にお悩みの皆様に役立つよう、ここ「アイリス広場」から情報をお届けいたします。
前回はゴキブリの天敵について書きましたね。
現代の都市部において、ゴキブリの天敵はさほど多くないとお話しました。
さて、みなさん、「ゴキブリは1匹見たら100匹いると思った方が良い」とよく耳にしませんか?
今回は、その“言い伝え”に沿ってお話をしたいと思います。
「1匹見たら100匹いると思った方が良い」。
そう言われるのはゴキブリの繁殖力が非常に高いことが所以(ゆえん)だと思います。
現代の室内は一年を通してゴキブリは産卵でき、つまりその個体数は増殖し続けます。
特に繁殖力の高いチャバネゴキブリを例に考えてみましょう。
卵鞘(らんしょう)という卵の入った鞘(さや)を持ち歩き、鞘から孵る幼虫は30~40匹です。一生のうち、3~7回この卵鞘を産卵します。(『家に住み着くゴキブリの種類と特性』より引用)
すなわち、寿命を120日で考えればメスのゴキブリの一生涯から最大280匹の子供が生まれます。
…そして、その子供の5割がメスだったとして、それらがまた280匹ずつ生んだとすれば、孫の代で40,000匹の計算です。
もちろん、1個体当たりの産卵数がもっと少ない場合や、産卵せずに死ぬ個体の存在など、40,000匹は正直大げさな計算ですが、とてつもない繁殖力だということは以前より深く想像していただけたかと思います。
なのですが、「1匹見たら100匹いると思った方が良い」と言うのは、やや強引かと思います。
みなさんは「ゴキブリ」と一括りにして考えていらっしゃると思いますが、種類によって習性や行動は違ってきます。
上には代表的なチャバネゴキブリを例として採り上げました。
ですが、もう一種代表的なクロゴキブリであれば、「たまたま開け放しにしてしまった窓から飛来して入ってきたクロゴキブリを見た」という可能性もあるわけです。
棲み付いているわけではないので当然100匹もいないわけですからね。
実際、東京23区内での飲食店の駆除事例に、「クロゴキブリがたくさん出たから駆除をしてほしい」とご依頼をいただいて伺ってみたところ、クロゴキブリが3匹少々潜んでいただけだった、ということもあります。
ですので、何事も考えすぎはよくないように、ゴキブリ駆除・防除も「最低限の被害に抑える」ぐらいの気持ちで対策をしてください。
そのお手伝いをアイリスはできますから、ゴキブリだけでなく害虫・害獣の被害にお悩みならまずは一度ご連絡ください。
調査・見積りは無料にて承っています。