こんにちは、東京・板橋の害虫駆除業者アイリスです。
害虫にお悩みの皆様に役立つよう、ここ「アイリス広場」から情報をお届けいたします。
私達、ねずみ駆除業者にとって敵となるねずみですが、狛犬ならぬ「狛ねずみ」がいる神社があります。
それが、京都府京都市にある「大豊神社」です。
こちらの神社は哲学の道からもほど近く、京都駅からバスで宮ノ前町バス停から徒歩5分程度のところにある神社です。
大豊神社は観光客も多くみかけられる哲学の道から少し裏に入ったところにあるため、普段はとても静かで厳かな雰囲気を味わえる神社になっています。
元々椿の名所として大豊神社は有名なのですが、狛犬代わりに狛ねずみを利用していることから、少し変わった神社として取り上げられ、観光客も訪れることがあるようです。
そもそも大豊神社は平安初期から続く由緒ある神社で、度重なる火災の被害に遭われてしまい現在では本殿や末社、拝殿があるだけになっています。
末社には稲荷社や日吉社、愛宕社、大国社があり、それそれ神のお使いも違っています。
また、境内に入ると椿の木がかなり植えられており、春頃になると椿が見頃を迎えてとても境内の中を埋め尽くしてしまう程、椿が咲き乱れるそうです。
大豊神社では889年、宇多天皇の病気が治ることを祈願し作られた神社で、狛ねずみの起源は大国主命が火に囲まれてしまいどうしようかと困っているとねずみがそこに現れて洞穴へと案内し大国主命を助けたという古事記の記述からきていると言われています。
先程も少し書きましたが、大豊神社にある末社はそれぞれ異なる動物がお社を守っています。
大国社は大国主命がご祭神となっているため、こちらで狛ねずみを見ることができます。
日吉社は災難除けに良いと言われておりこちらでは狛猿が、愛宕社は火の神様をおまつりし狛とびが、商売繁盛の稲荷社には狛狐がいます。
一つの神社で様々な動物が神の使いとして、お社を守っているのです。
ちなみに大豊神社の狛ねずみは1969年と1900年代に入ってから作られたのですが、全国約8万にも及ぶ神社の中でねずみが狛犬の代わりとなっているところは大豊神社唯一であり、ねずみ年の正月になると普段からは想像もつかない程の参拝客が訪れ、狛ねずみを見ていかれるそうです。
狛ねずみは2体いますが、それぞれオスとメスに分かれており、右のねずみがオスで学問の意味を持つ巻物を持ち学業成就のご利益が、そして左のねずみは万物の根源とも言われている水玉を抱えており、子宝や無病息災のご利益があると言われています。
普段ねずみを駆除するために働くねずみ駆除業者ですが、ねずみの被害が少しでも収まりますようにと、この神社でお願いしたいですね。