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ハエ駆除・蚊駆除方法

アイリスのハエ駆除・蚊駆除

ハエ類と蚊がもたらす被害

【1】ハエ類の発生源と被害

飲食店や食品工場等でトラップ(罠)に捕獲される多様な飛翔昆虫の中で最も多いのがショウジョウバエやノミバエ等の微小なハエ類とチョウバエです。

こうしたコバエ類の発生源は、一般家庭では腐った果物や野菜、台所の塵芥、ぬかみそなどであり、ビルや飲食店、食品工場等では、コバエ類の他にチョウバエが地下の雑排水槽、排水溝、浄化槽などの有機物が蓄積している場所で大量に発生することがあります。

食品工場や共同調理施設、給食施設等で食品混入種として、また感染症を媒介する昆虫としてしばしば問題になります。
地方では、家住性のイエバエが畜舎の敷きわらや堆肥、鶏舎等から、また有機肥料を大量に使うビニールハウス内で大発生し、近隣への飛翔がトラブルになることがあります。

ハエ、ゴキブリの媒介する感染症

ハエやゴキブリが伝播する消化器系感染症として、細菌性赤痢、腸チフス、コレラ、O−157(腸管出血性大腸菌)、急性ウイルス性肝炎(A型およびE型を除く)、サルモネラ(細菌性食中毒)等があります。

蚊の発生源と被害

蚊は世界的に見た場合、衛生上最も重要な昆虫です。

蚊によって媒介されるマラリヤ、デング熱、フィラリア症()、ウエストナイル熱等は今日でも熱帯、亜熱帯地方で猛威をふるい主な死亡原因になっている。特にマラリアは、毎年世界で2〜3億人が感染し、約300万人が死亡しています。

日本では過去にコガタアカイエカにより日本脳炎が、アカイエカによってフィラリア症が流行したことがあります。

地球温暖化などで将来流行の可能性のあるものにマラリア(ハマダラカ)、デング熱(ヤブカ)、ウエストナイル熱(蚊)等があります。

現在日本に生息する100種あまりの蚊の中で、人から吸血して被害を与える蚊は意外に少なく、駆除の対象になっている主な種類は、ビルの地下の水域で発生するチカイエカ、アカイエカと墓地や竹やぶ、林などで発生するヤブカ類がその対象となります。

犬の病気として良く知られる犬フィラリアは、人が感染するフィラリア症とは別の種類で、犬フィラリアと呼ばれ、人への感染はほとんど無い。犬フィラリアは、猫にも感染する。犬フィラリアが流行している地域では、屋外を散歩する習慣のある猫の6〜7%が感染している。

当社のハエ駆除や蚊の駆除

当社のハエ駆除・蚊駆除方法

チョウバエ、コバエ、チカイエカの駆除方法

チョウバエには、オオチョウバエとホシチョウバエの2種があり、発生比率は9:1です。
いずれも幼虫は、汚水槽や雑排水槽内のスカム(浮きかす)の中にいて有機物を食べて羽化するので、ハエ駆除の方法は、成虫対策と幼虫対策とでは違ってきます。

◆幼虫対策と使用する薬剤

通常チョウバエやショウジョウバエ等のコバエ駆除と、チカイカ等の蚊の駆除とを同時に行います。

使用する薬剤は、まず雑排水槽や汚水槽の蓋をわずかに開けて、イミプロトリンとフェノトリンの混合エアゾール剤で水槽内の成虫を駆除ます。

次に、昆虫成長制御剤(IGR剤)の@デミリン水和剤を1トン当たり4gとAフェニトロチオン乳剤(1トン当たり50cc)と共に大量の水で希釈し汚水槽を撹拌するように勢い良く投入します。

また絶えずポンプで汲み上げられている場所では、フェンチオン粒剤を1トン当たり30gを投入し、ジクロルボス蒸散剤(殺虫プレート)を汚水槽内に適宜吊り下げます。
スカムや壁面には噴霧器で@とAの10倍希釈液を散布します。発生の多い場所では5月〜9月には毎月薬剤投入をします。

◆成虫対策と使用する薬剤

当社のゴキブリ駆除方法と同様に、室内を完全密封し、食品、食器、調理器具をポリエチレンシートで養生し、水性ピレスロイド剤をULV機で空間噴霧し、密閉状態にします。
小空間の場合には、養生をしてイミプロトリンのエアゾール剤で処理します。