
アリ類がもたらす被害
【1】アリ類の生息場所と被害
アリの中には家屋内に生息するアリや屋外に生息していて、家屋内に侵入して食品や人に被害をもたらすものに、イエヒメアリ、トビイロケアリ、アルゼンチンアリ、オオハリアリ等がいます。
◆台所に群がるイエヒメアリ、ルリアリ、トビイロケアリ
体長2〜3mmのイエヒメアリ、ルリアリ、トビイロケアリは淡黄色で、これらのアリは、一般家庭やビル、マンション、デパート等の壁のすきまや壁と柱などの狭い空間やシロアリの食害跡に生息し、台所等に群がります。雑食性であらゆる食品を餌とし、多発すると駆除がきわめて困難になります。
◆繁殖力が旺盛なアルゼンチンアリ
アルゼンチンアリは、体長が2.5mm位で黒褐色。他種のアリを駆逐してしまう程に繁殖力が旺盛で、集団で家屋に侵入してお菓子や果物に群がり、人に対して不快感や恐怖感を与えることがあります。ベランダやビルの屋上などの植栽害虫のアブラムシの分泌する甘露を食するのでアブラムシを保護する習性があり、各種植物の種子を食害します。
◆毒針で刺噛するオオハリアリ
オオハリアリは体長4〜4.5mmで、ベランダのプランターの中や朽ち木の中、石の下などに営巣しており、屋内によく侵入して、食品に群ります。
腹部の先端に毒針を持っており、時には人を刺して激痛を与えます。肉食性でシロアリを好んで捕食するため、シロアリを求めて台所や風呂場の湿った木材の中に営巣し、6〜8月に大量の羽アリが発生します。
当社のアリ駆除方法
駆除方法と使用する薬剤
◆家屋内に侵入したアリの処理
家屋内に侵入するイエヒメアリ、ヒメアリ、ルリアリ、アルゼンチンアリなどには、動物性タンパク質を、それらよりも大型になる蟻には糖分を、アリ駆除剤(チアメトキサム製剤液)に適量を配合して、蟻の歩く壁際に散布します。
さらに、アリ用の食毒剤:ベート剤(有効成分イミダクトプリド)を、通り道となっている壁や床の隙間に点状塗布します。
イエヒメアリやアルゼンチンアリは多女王制で、繁殖力が旺盛で外壁の亀裂や壁と柱の隙間など狭い奥の空所に巣を作るので、全ての巣を駆除するには、特に丁寧な作業が必要です。
◆柱や土台、壁の中の営巣処理
柱の中や土台の中、壁の中等に営巣しているアリには、シロアリ駆除と同じように、電動ドリルで穿孔して、チアメトキサム製剤液を加圧注入します。
◆コロニーを全滅させる場合
家屋内に営巣しているアリのコロニーを全滅したり、花壇に営巣しているアリのコロニーを全滅させるには、アミジノヒドラゾン系の誘因殺蟻剤のベート剤や顆粒をアリの通り道に塗布・散布します。
これを働きアリが巣の中に運び込んで、女王アリ、兵アリ、幼虫に分け与えるため、10日ほどでアリの巣が全滅してしまうので、根こそぎ駆除には極めて有効です。